こんばんは。
先週の土曜に「シルクロードの旅」から帰ってきました。
会う人会う人に「ヒゲどうしたの？」「え、ゆーごー？」「ナニ人？」っていう反応にちょっと飽きてきました。笑
トルコ→グルジア→アルメニア→イラン→ウズベキスタン→キルギス→中国というルートで50日間で超特急でまわった。
旅の中身は次回以降ゆっくり綴ります。
日本に帰ってきて数日経つ。色々と自分自身変わったとことに気づいた。
その中でも大きいのが、
小さな欲望が減ったこと
前は、普段の生活の中で「あれもしたいこれもしたい」状態で、欲望を抑えられない性格だったと思う。
お腹の減ったら、コンビニに入って100円ぐらいのパンを買う。のど乾いたら自動販売機で150円のお茶を買う。財布に3000円以上のお金が入ってたら、友だち誘って飲みにいく。
「欲望に対して従順な生活」をしていた。
でも今は、生活の中で「○○が欲しい」ってなかなか思わなくなった。
多分、これって旅のおかげなんだと思う。
旅では、色んな「保証」がない。
毎日ご飯食べられる保証、温かいシャワーに入れる保証、キレイなトイレでんーできる保証、バスに乗って目的地にたどり着ける保証。
日本よりも不確実性が大きい環境での生活だった。
「想定外のことは起きるもんだ」って意識がついた。
そんな中で、「我慢の力」もついたし「そういうこともあるよね」って流せる力もついた。タフになるってこういうことだと思う。
人間、幸せに生きていくために多くのものが必要なのだろうか。
意外と少ないもので幸せに生きられるんじゃないかな。
そんなこと思って今は、よりシンプルな生活を目指している。もっと身軽にスマートに生きようと。
とりあえず、部屋の中にある使わないものを捨てた(彼女に捨ててもらったという方が正しいかも)。すると、デッカい袋3個分ぐらいに。
使わないモノ捨てると、部屋がすごくスッキリして気持ちいい。
前の生活は、１日にどんだけってほどのムダをしていたか気づく。
バスで学校行く(往復420円)。飲み物買う(150円)。昼にパンかおにぎり買う(300円)。さらに甘いものほしさにチョコ買う(30円)。帰りにお腹すいたから松屋で牛丼食う(350円)。
1日1000円は軽く超える(電車代入れたら2000円行くかも)生活をしていた。一ヶ月で、軽く3万円は使う生活。
今では、毎日150円の生活をしている。(電車賃ぬいてね)
バスは使わないでチャリ登校(チャリもらったから0円)。朝少し早めに起きて食材を適当に使って弁当作る(0円)。飲み物はお茶を水筒の中に(0円。中国式)、晩ご飯は家で食べる(我慢できる。0円)。
家から最寄りの駅にチャリ止めるのに毎日150円払っている。ばかばかしくて仕方ない。他にはお金使わないでいいのに、なんでチャリ止めるのに金がかかるのー。これをどうしようか考え中。
さっき言ったように欲望の数は減ったけど、少なくなった分大きくなった。
もっと旅して広い世界を見たい。壮大な自然に触れたい。見たことないもの見たい。会ったようなことない人と絡みたい。知らなかった考えに出会いたい。
そして、もっと勉強したい。
それ考えたら、日々の小さな欲望なんてもっとどうでもよくなる。
月3万浮いたら半年で18万になる。
18万あったら途上国でどれくらい長く過ごせるんだろう。
捨てれるもの捨ててスマートにシンプルに生きれば、もっと自分のやりたいことに集中できて、幸せに生きられるんだろうな。
...なんて思ってたら、本屋で同じようなこと言ってる本に出会った。
「自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと」(著者:四角大輔)
「20代は捨てが大事」で、生活上の様々なものを捨てるように主張している。
そういわれてみれば、逆の考えにはたくさん触れてきた。「若い頃は吸収できるもの吸収しなきゃね」的な。
サークルやって、真面目にインターンもやって、バイトもして、恋愛もして、って確かに充実しているように感じる。実際自分がそういう生活していて、幸せだったし楽しかった。ただ、満足してたかっていうとなぜかそうではなかった。もしかしたら、満足できるときなんて来なかったかもしれない。
でも、長い人生を生きていくなかで、そういったオールランダー的な生き方で幸せを感じられるのか。必ずしもそうではないと思う。
「あれもこれも」って全て上手くやれるほど人間器用じゃないんじゃないかな。
それよりも、「自分はこれ」って決めて、その道を極めていく職人型の人生の方が、やりたいことを好きにできる。
少なくとも、色んな生き方がある中で自分はそういう生き方が合ってると思ってるし、そうしたい。
だから、やりたいことをできるように、要らないもの捨てる生き方する。
とりあえず今やりたいことは、「旅してもっと広い世界を見る」「専門分野の本を読む」「ワクワクすることを見つける」。
仙人のようなインターン先の社長から勧められて、旅中に読んでいた本「老子」から名言を紹介したい。
「永久に欲望から解放されているもののみが『妙』(隠された本質)を見ることができ、決して欲望から解放されないものは、『徼』(その結果)だけしか見ることができない」
出家でもするのか！と言われそうですが、しません。その世界に近づこうとはします。
長年お世話になった先生に「自由人から仙人っぽくなったね」と言われましたが、仙人って相当ヤバそうなので興味ないです。
旅の記憶も新しいうちにこれから旅行記書いていきます。
しばらく日本で頑張ります。これからもよろしくお願いします！
